IARシステムズがAI対応のArm Cortex-M55コアの早期導入を可能に
IAR Embedded Workbenchが最新のArm Cortex-M55プロセッサに対応したことで、この新ファミリを強力にサポートし、組込みアプリケーションにおける将来のイノベーションを実現可能に
2021年11月9日 - 組込みシステム開発用のソフトウェアツールとサービスのサプライヤとして世界をリードするIARシステムズ株式会社(本社:スウェーデン・ウプサラ市、日本法人:東京都千代田区、代表取締役社長 原部和久)は、IAR Embedded Workbench® for Arm®の最新バージョンが、Arm Cortex®-M55プロセッサに追加対応したことを発表しました。また、このツールチェーンのバージョン9.20では、半導体メーカ数社の最新マイクロコントローラ (MCU) もサポートしています。
Arm Cortex-M55プロセッサは、Mプロファイルベクトル拡張機能(MVE: M-profile Vector Extension)であるArm Heliumテクノロジを初めて採用した、AI対応のCortex-Mプロセッサです。これによりCortex-Mファミリにエネルギ効率に優れたデジタル信号処理(DSP)と機械学習(ML)機能が加わりました。IAR Embedded Workbench for Armは、Arm Cortex-Mコアをベースとしたアプリケーションを構築するための最適なツールチェーンとして数多くの企業に導入されています。このツールチェーンが提供する高度な最適化機能により、開発者はMCUの性能を最大限に引き出せると同時に、エネルギ消費を最小限に抑えることができます。尚、IAR Embedded Workbenchには、コーディングの品質を保証するため、コード解析ツールが完全に統合化されています。
IARシステムズのプロダクトマネージャAnders Lundgrenは次のように述べています。「IARの先進のArmツールがCortex-M55に対応したことで、エコシステムにおいて、このコアをベースとした開発を早期に進めることが可能となります。MCUコアに対して迅速なサポートを提供し続けることは、今後お客様がどのようなアプリケーションを開発する場合でも、即対応可能なツールを提供していくというIARの変わらぬ姿勢を示しています。」
IAR Embedded Workbench for Armの詳細については、 www.iar.com/jp/ewarmをご覧ください。
最新バージョンのIAR Build Tools for ArmはLinuxとWindowsのインストールにも対応しており、クロスプラットフォームベースのフレームワークでの実装や、クリティカルなソフトウェアのビルドおよびテストの大規模なデプロイが可能です。IARシステムズが提供するArm向け全ツールについては、 www.iar.com/jp/armをご覧ください。
このリリースに関する「最新バージョン9.20リリースウェビナー - 新機能および新ビルドツール IAR Build Tool for Armの紹介-」と題したウェビナーを2021年11月19日(金)に開催します。
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IARシステムズについて
IAR システムズは、組込み開発者および世界中の企業が今日必要な製品を開発し明日のイノベーションを創出するための、実証されたソフトウェアツールとサービスを提供します。1983年の創業以来、IARシステムズのソリューションは100万例を超える組込みアプリケーション開発において、その品質、信頼性および効率性が実証されてきました。スウェーデンのウプサラに本社を置き、営業とサポートオフィスを世界中に展開しています。IAR Systems Group ABはNASDAQ OMXストックホルムMid Cap.に上場しています。詳細情報につきましてはwww.iar.com/jpをご覧ください。
本リリース内容についてのお問合せ
IARシステムズ株式会社
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吉川 奈々子
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