2020/06/15 IARシステムズの市場をリードする開発ツールがMISRA C規格への対応を拡張したことでセキュアなコード開発を可能に
IAR Embedded Workbenchに完全統合された静的解析ツール「C-STAT」がMISRA Cコーディング規格への対応を拡張しMISRA C:2012 Amendment 1に完全対応
2020年6月15日 - 組込み開発向けのソフトウェアツールおよびサービスにおいて将来性の高いサプライヤであるIARシステムズ株式会社(本社:スウェーデン・ウプサラ市、日本法人:東京都千代田区、代表取締役 上村清史)は、C/C++コンパイラおよびデバッガが完全統合されたツールチェーンIAR Embedded Workbench®のアドオン製品である静的コード解析ツールC-STAT®のアップデートを発表しました。最新バージョンのC-STATにはMISRA C:2012 Amendment 1への対応が追加されました。
C-STATはコードに潜む問題を検知するために先進のコード解析を行います。このツールは業界標準であるMISRA C:2012, MISRA C++:2008, MISRA C:2004に準拠し、Common Weakness Enumeration (CWE)およびCERT Cによって規定されるコードの欠陥バグおよびセキュリティ脆弱性を検出します。広範な規格への準拠に加えてアップデートされたバージョンのC-STATはMISRA C:2012, Amendment 1への完全対応を果たしMISRA C:2012コーディング規約への対応範囲を拡張しました。このAmendmentはMISRA C:2012に追加されたISO C Secure Guidelinesによってハイライトされたセキュリティへの懸念に対応する14のルールが含まれています。これらのルールは主に、多くの組込みアプリケーションのセキュリティ脆弱性として知られる信用できないデータの使用に関連した問題にアクセスします。
IARシステムズ、General Manager Embedded Development ToolsのAnders Holmbergは次のように述べています。「5年前にC-STATをリリースして以来、我々は顧客の要望に応じた技術的なブラッシュアップを行ってきました。最も最近では2020年初頭にリリースされたCERT Cに準拠するセキュリティに注力したアップデートになります。MISRA C:2012, Amendment 1をカバーすることによって、開発プロジェクト初期段階にあるセキュアで高品質なコードを必要とする我々の顧客の助けとなります。」
IAR Embedded Workbench IDEに完全統合されていることによって、C-STATは静的解析を開発者の開発ワークフローの標準的な一部分として直接的な方法で実施することが出来るようにします。このことは開発するコードが開発初期段階から安全で高品質であることを保証されることにより、時間とコストを大幅に削減し、タイムリーな製品市場投入を可能にします。C-STATの詳細についてはwww.iar.com/jp/cstatを参照して下さい。
IARシステムズについて
IAR システムズは、組込み開発者および世界中の企業が今日必要な製品を開発し明日のイノベーションを創出するための、実証されたソフトウェアツールとサービスを提供します。1983年の創業以来、IARシステムズのソリューションは100万例を超える組込みアプリケーション開発において、その品質、信頼性および効率性が実証されてきました。スウェーデンのウプサラに本社を置き、営業とサポートオフィスを世界中に展開しています。IAR Systems Group ABはNASDAQ OMXストックホルムMid Cap.に上場しています。詳細情報につきましてはwww.iar.com/jpをご覧ください。
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